リハビリ科用語・略語事典

皆さんこんにちは。
今日はリハビリ科(というか私の職場)でよく使われる専門用語、略語をまとめてみました。
コンセプトは「多職種カンファレンスに初参加する新人がカンファレンスの内容を理解するための秘密メモ」です。
4月から仕事を始める療法士、看護師、医師などリハビリに関わる方のお役に立てれば幸いです。まだまだこれで十分ではなく、随時追加していきたいと思います。
また「ここが違う」「この言葉もあるよ」といったご指摘、ご意見もお待ちしております。
より深く知られた方がいいなと思う用語については個別でご紹介する記事も書きたいと思います。
また特に大切な用語・略語については☆マークをつけました。
ぜひご一読ください!
※ 今回の記事では身体抑制に関する用語も紹介しています。身体抑制とは、患者さんの安全を守るために行動を制限することです。誤って点滴を抜いたりベッドから落ちないよう、医療機関では必要な時に最小限の身体抑制を行うことがあります。どうぞご理解ください。

リハビリ科用語・略語辞典

インデックス

       
    
    
    
    
    
    
  
    

 

あーるえー RA 関節リウマチ Rheumatoid Arthritis

あーるえすてぃー RST 呼吸器サポートチーム リハビリ科からは医師と療法士が参加している。

 あいしー Informed Concent IC 病状説明 本人・家族に医師から 療法士は通常参加しない 退院前カンファとは区別される

あかてーぷ 感染対応が必要な患者の病室の消毒液に巻かれるテープ

 あんせいど 安静度 患者の動いてよい範囲 病室内、病棟内、移乗、リハ棟まで、院内、敷地内などさまざまな区分がある

いーえすびーえる ESBL 基質特異性拡張型βラクタマーゼ 抗菌薬が効きづらい耐性菌の名称の一部 ESBL産生大腸菌などが問題となっている 感染対策レベル2が必要

いろう 胃瘻 腹部の皮膚と胃の間にチューブを通しそこから栄養剤を投与する方法 胃瘻造設術=PEG

いんないふりー 院内フリー 安静度の一つで院内を自由に移動してよいこと

うぇいす WAIS Wechsler Adult Intelligence Scale ウェクスラー式成人知能検査の略 知能(IQ)を測る一般的な検査

うろ ウロロジー(泌尿器科)の略 うろの先生=泌尿器科医

えーえふ AF Atrial Fibrillation 心房細動

 えーでぃーえる ADL  Activity of Dairy Living 日常生活動作、あるいは日常生活活動 さまざまな日常生活で必要な動作や認知機能を指す リハビリではADLを向上することが多くの場合目標の一部となる 

えすえるびー SLB 短下肢装具 通常膝下までの金属支柱付き装具を指す

えすえるてぃーえー SLTA 標準失語症検査 読む・聞く・書く・話すの機能を評価する

 えすてぃー  ST Speech Language Hearing Therapist 言語聴覚士

えふえむえー FMA フューゲル・マイヤー・アセスメント 片麻痺の評価方法の一つ 上肢運動機能66点、下肢運動機能34点満点 バランス・関節可動域などの評価もある

えふびーえす FBS ファンクショナル・バランス・スケール バランス能力の指標となる検査 56点満点 

えるえるびー LLB 長下肢装具 膝上まである金属支柱付き装具を指す

えむあーるえすえー MRSA メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 感染対策レベル2が必要 「M」と略されることもしばしば      

えむえむえすいー MMSE ミニ・メンタル・スケール・イグザミネーション 認知機能の簡易な検査 30点満点 長谷川式より言語の要素が少ない

えんげ1 嚥下食1 ゼリー食 ちなみに嚥下食○の数字の部分は日本摂食嚥下リハ学会の分類に基づいている

えんげ2 嚥下食2 ペースト食

えんげ3 嚥下食3 きざみ食

えんげ4 嚥下食4 ソフト食 箸やスプーンで切れる程度の柔らかい食事

おーいーほう OE法 Oral Esophagasの略 経口摂取が難しい患者が自身でチューブを口(Oral)から食道(Esopagas)まで挿入し、栄養剤などを注入する方法 経鼻胃管は終日留置するのに対してOE法では摂取が終われば抜去できることがメリット

 おーてぃー  OT Occupational Therapist 作業療法士

おるとっぷ オルトップ シューホーン・ブレースよりさらに短い短下肢装具。軽度の麻痺に対して使用されることが多い。

かんふぁしつ リハセンターにあるカンファレンスを行う部屋

きいろてーぷ 感染対応が必要な患者の病室の消毒液に巻かれるテープ

きせつ 気管切開の略 気切

ぎゃくさんてん ベッド柵のうち上がり下りする側の柵を2枚、反対側の柵を1枚にすること 身体抑制には含まれない

きゃっと CAT 注意障害の検査

くるまいすべると 身体抑制の一つ 車いす乗車時に患者に取り付けるベルト 抑制の一つで、起立できないようにする

ぐれーど 上田の12グレード 片麻痺の評価方法の一つ 上肢・手指・下肢を1〜12の12段階で評価する

こーす Kohs立方体組み合わせテストの略 認知機能、注意機能などの検査の一つ

こうほうあぷろーち 後方アプローチ 人工股関節の手術におけるアプローチ(外から骨へ到達する道順)の一つ 後方アプローチでは後ろ側(お尻)に傷が残る

こぶろ 個風呂 病棟には大風呂と個風呂があり、個風呂は「個」人で入る風呂 回復期病棟では個風呂に一人で入れることが目標となることが多く、 OTでは「個風呂訓練」が行われる

 ざー SAH subarachnoid hemorrhageくも膜下出血

さーくるほこうき サークル歩行器 キャスター付きのU字型歩行器 さまざまなサイズがある

さいあす SIAS Stroke Impairment Assessment Scale 脳卒中機能障害評価表 片麻痺や失語などについての簡易的な評価方法 全て座位で評価できる

さくこてい 柵固定 身体抑制の一つ ベッド柵をひもなどで固定し患者が柵を外さないようにすること

さす SAS Sleep Apnea Syndrome 睡眠時無呼吸症候群 肥満に多い 中等症以上ではCPAで治療することが多い

さてらいと サテライト 回復期病棟にあるプラットホームや平行棒が設置されたスペース リハビリセンターまで移動するのが心配な患者さんのリハビリや自主トレで使用する

しーぱっぷ CPAP Continuous Positive Airway Pressure 持続陽圧呼吸療法

しきちないふりー 敷地内フリー 安静度の一つで屋外も含めて病院の敷地内を自由に移動してよいこと

しゃんと シャント 水頭症に対して脳脊髄液の排出を促すため脳室腹腔シャント(VPシャント)、腰椎腹腔シャント(LPシャント)が行われる シャント(チューブ)は留置されたままとなる

しゅーほん シューホーン・ブレースのこと 略語はSHB プラスチック製短下肢装具 金属支柱付きに比べ支持する力は劣るが安価

しょきかんふぁ 初期カンファ 回復期病棟に入院から1週間経過した患者についてのカンファレンス

すてふ STEF Simple Test for Evaluating Hand Function 簡易上肢機能検査 左右別100点満点

すりんぐ スリング 重度の上肢麻痺がある場合に腕を吊っておくもの

ぜんたいみーてぃんぐ 全体ミーティング 回復期病棟のスタッフミーティング 事故の報告、安静度の変更、退院前カンファレンスの予定周知など 

 ぜろれべる 0レベル インシデントの最も軽い段階で、患者の害にはならなかったもの 安静度を守れなかったケースが大半

せんさーまっと センサーマット 身体抑制の一つ ベッドのそばに敷かれるマットで、踏むとセンサーが感知してナースステーションに通知が入るシステム

ぜんぽうあぷろーち 前方アプローチ 人工股関節の手術におけるアプローチ(外から骨へ到達する道順)の一つ 前方アプローチでは前側に傷が残る

 そーしゃるわーかー ソーシャルワーカー MSW(メディカルソーシャルワーカー) 役割は転院元(急性期病院)からの転院依頼を受け医師に相談、退院に向けて在宅環境の調整についてケアマネージャーとの連携、施設の紹介など多岐にわたる

そうぐしん 装具診 装具の作成や修理を行う時間 医師、義肢装具士、担当PTが関わる 入院患者・外来患者の両方対象 

だーめん ダーメンコルセットのこと 胸腰椎の圧迫骨折後によく使用される、体幹部に巻く金属支柱入りのコルセット。

たいいんまえかんふぁ 退院前カンファレンス 退院1−2週間前に患者、家族、ケアマネージャーなどの関係者と医師、看護師、療法士、MSWが集まって行うカンファレンス 「カンファ」という名前だが患者側も参加する点が本「カンファ」と異なる

たいかんよくせい 体幹抑制 体幹ベルトと同義 身体抑制の一つ ベッド上で体幹部にベルトを巻き起き上がれないようにする

たちあがりくんれん 平日16時半〜17時 病棟で行っている自主参加型の訓練 音楽に合わせて8秒に1回、手すりに捕まって立つ・座るを繰り返す

ちれん 地域連携室の略 MSWは地域連携室に所属している 地域連携室には看護師もいる

てぃーえむてぃー TMT トレイル・メイキング・テスト 注意障害の検査の一つ TMT-AとBがある

でぃーえす DS ドライビング・シミュレーターの略  OT室にある 自動車運転再開を目指す場合PT、 OTが担当して行うことが多い

でぃーえむ  DM 糖尿病 血糖測定、低血糖、インスリンなどが関わることがある

てぃーけーん Tケーン T字杖のこと 杖は英語でcane

でぃさーすりあ dysarthria 話すことに関わる筋肉や神経の異常による話し言葉の異常(構音障害とは厳密には異なる)

でいるーむ デイルーム 病棟にある机、椅子、図書などがあるスペース コロナ禍以降普段は立ち入り禁止となり、IC、退院前カンファ、散髪などで使用されている

てるさこーる テルサコール 身体抑制の一つ 患者がベッドのある部分より外に出るとセンサーが感知してナースステーションに通知が入るシステム

 とらんす トランス 英語transferの略 移乗のこと ベッド-車いす間とトイレ-車いす間の移乗は介助、見守り、自立(フリー)の3段階のいずれかで安静度を決める必要がある

※ 正しくトランスファーというべきで、あまり望ましくない略語です

 とろみ 嚥下障害がある患者さんが飲む液体につけるとろみ 市販されているとろみ剤を水分に混ぜる 病棟ではとろみの濃さを「とろみ1杯」「とろみ2杯」などで表現する

 

ねーむばんど ネームバンド 入院患者が手首につけているバンド 名前、ID(患者番号)、バーコードが記載されている

ばーせるいんでっくす バーセルインデックス Barthel Index  FIMと並ぶADLの指標

はしぞーくん 箸の上端がつながっておりものがつまみやすい箸 市販されている

はせがわしき 長谷川式(正確には改訂長谷川式簡易知能評価スケール) 認知機能の簡易な検査 30点満点 MMSEより言語の要素が多い

ぱふ PAF 発作性心房細動 時々心房細動を起こす疾患

 ぴーてぃー  PT Physical Therapist 理学療法士

ぴっくあっぷ ピックアップ歩行器のこと キャスターがついていない4点の囲い型の歩行器 自身で持ち上げて前方に運ぶ

びっと BIT 半側空間無視の検査

ふぁぶ FAB  Frontal Assessment Battery 前頭葉機能検査

 ふぃむ FIM Functional Independent Measure ADLの指標として回復期リハビリテーション病棟では極めて重要 運動13項目、認知5項目それぞれ1〜7点で評価する 126点満点

ぶいいー VE video endoscopy 嚥下内視鏡検査 鼻から内視鏡を咽頭に入れ嚥下の様子を観察する検査

ぶいえふ VF video fluorography 嚥下造影検査 バリウム入りの固形物や液体を嚥下する様子を放射線室で透視しながら観察する検査

ぷらっとほーむ プラットホーム リハビリ室にある、広い訓練用ベッド ストレッチや起き上がりの訓練などで多用される

ぶるすと Brunnstron stage(ブルンストロームステージ)の略 片麻痺の評価方法の一つ 上肢・手指・下肢をⅠ〜Ⅵの6段階で評価する ローマ数字

ぺぐ ペグ PEG Percutaneous Endoscopic Gastrostomy 経皮内視鏡的胃瘻造設術 一般的な胃瘻の造り方 胃瘻イコールPEGではない

ほんかんふぁ 本カンファレンス 回復期病棟に入院から1ヶ月経過した患者についてのカンファレンス カンファシート、FIM記録用紙に事前記載が必要

まーげん マーゲン・チューブ(経鼻胃管)のこと マーゲンとはドイツ語で「胃」

まったくん 身体抑制の一つ 患者がベッドのある部分より外に出るとセンサーが感知してナースステーションに通知が入るシステム

まんこう 慢性硬膜下血腫の略 頭を打撲した後1週間〜1ヶ月程度経って頭蓋内に出血する疾患 麻痺や認知機能低下をきたしうる

ゆーえすえぬ USN 半側空間無視 左右片側(左が多い)に注意が向かずぶつかる、食べ残すなどの症状が見られる

よんてん 4点杖のこと 接地部分が4つある杖

よんてんさく 4点柵 身体抑制の一つ ベッド周囲を全て柵で囲むこと

りはぱん リハビリパンツ パンツと同じ構造(上げ下げして着脱可能) 尿取りパッドを交換できる 失禁はあるがトイレに行ける人用

 りはとう リハビリ棟の略 正式にはリハビリテーションセンター 病棟から200m程度離れている

りばーみーど リバーミード行動記憶検査 RBMTと略される 記憶障害の評価

れーぶん レーブン色彩マトリックス検査 RCPMと略される 言語を介さず認知機能を評価できる

れべる2たいおう レベル2対応 感染対策の一つ 

れべる3たいおう レベル3対応 感染対策の一つ

 

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